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ここ数十年、生活様式の変化があまりに急であったために、
日本人の体力の低下やからだの崩れが進行しているのは間違いありません。
では、そうした状況の中でいま、人のからだに何が必要とされているのでしょうか?
定期的な運動を行ったり、筋肉を鍛える必要があるなどとよく言われますが…….
私達は人間の身体機能や解剖生理学の観点から、幼児期のこどもから大人まで
いま必要とされているものは“関節力”だと考えています。
では関節力とはいったい何なのか…….
からだの基盤となる「骨盤」「股関節」がしっかりと安定することで、
肩や足など全身の関節も安定し、
一連の動作が負担なく効率よくスムーズに行われることを言います。
この「安定」とは、関節にズレや歪みがなく、
本来あるべき位置(ニュートラルポジション)に収まり可動域や弾力がある状態のことです。
ただし、既に痛みがでていたり、治療が必要なレベルにおいては、この限りではありませんが、
これはこどもから大人まで基本一緒です。(特に幼児期にこそ養うべき必要があります)
この関節力が養われることで、様々な症状の緩和・改善、運動効果が期待できます。
トップアスリートが持つ一流の関節力がもたらすもの
怪我や故障が少なく、年間を通じて安定した活躍ができるスポーツ選手の多くは、
関節力が高いレベルにあると言えます。
因みに、関節力が最も優れた有名人を挙げるとすれば、
真っ先に思い浮かぶのがメジャーリーガーのイチロー選手です。
あの細いからだにも関わらず、最高峰のパワーとスピードが要求されるメジャーリーグで
活躍できるのは、まさに関節力あってこそ!
イチロー選手は常々「メジャーで活躍するのにからだを大きくする必要は全くなく、
むしろ肥大させずに筋力をアップさせたい。
僕のからだは神経が行き届いた状態にあり、何でも頭でイメージしたことを表現しやすいからだに
なっている」と言っています。
このコメントの意図するところ、それは「しなやかな関節を駆使して、
柔らかく弾力性に富んだ筋肉を効率よくスムーズに動かし、
最大限のパワーを引き出す」という、まさに関節力の定義です。
「肥大させずに筋力をアップ」とは無駄に筋肉量を増やすのではなく、
質の高い使える筋肉(インナーマッスル)を保持する
ということであり、関節力がアップすれば、おのずと「神経も行き届き、
頭でイメージしたことを表現しやすいからだ」になっていくのです。
ひとつのエピソードとして、イチロー選手が試合中に外野の守備位置や、
ネクストバッターズサークルで相撲の四股踏みや関節のストレッチを
行っている姿をよく目にします。

このルーティーン(習慣化)によって、
イチロー選手は常に高いレベルの関節力を維持し、
次の動きへスムーズに移行する準備をしているのです。
一見、とても地味に思えるこうした毎日の行いこそが、
関節力を身につける秘訣と言えるのではないでしょうか。
肩・肩甲骨(背中)
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骨盤・股関節
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足首・足指
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骨盤・股関節が本来あるべき位置に収まり、しっかり安定してくると…
肩・肩甲骨(背中)も…
また、逆も真なりで、肩や背中が緩んで安定してくると、
骨盤・股関節も更に整って安定してきます。
足首・足指も…
固まっていた足首や足指の関節が緩んで、本来の動きや感覚を
取り戻すことでクッションが効くようになり、骨盤・股関節も
更に緩んで安定してきます。
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「骨盤・股関節」を中心とした「肩・肩甲骨(背中)」と「足首・足指」。これら3つの要素は相乗効果により、
各々が徐々に本来の位置に戻ってきます。その結果、足腰はしっかりしていて安定感があり、
一方で上半身は肩や背中の力みが抜けた「自然体」と言われる最高の状態を保つことが出来るようになります。
また、次のような効果も期待出来ます。
逆に関節力がないまま生活していると、次第に様々な不具合が生じてきます。
酷い肩こりや腰痛、関節痛、関節の変形などの症状は「関節力」が低いからこそ起き
更には転倒事故や怪我の原因にもつながってしまいます。