AWARENESS ANATOMY(R) for Health & Beauty
「背中の意識は脚の安定に繋がる」
去る6月21日(日)、恒例となりました公開セミナーが終了致しました。
3月に引き続き、今回のテーマは肩甲骨。
Rue de Ryuオーナーの龍多美子氏をゲストにお招きしての2時間。
雨が降る中にご来場下さった皆様、ありがとうございました。
梅雨特有のじめっとした空気の中、さらに熱気に包まれたトークセッションとなり、ちょうど龍さんがTVに出演された直後の事で、番組を見てお越し頂いた方もおられ、実際のフィッティングも見て頂けたのは良かったな、と思いました。
(※モデルさんに実際にブラジャーを着けて頂き、龍さんのフィッティングをご覧頂きました。また、今回はフィッティング後の状態と、エクササイズをして、フィッティングをし直して、と2段階のバストの状態もご覧頂きました)
今回の内容を簡単にまとめさせて頂きますと、身体機能に即した物づくりしか出来ないため、西洋から入ってきた物を取り入れるのには、
ひと工夫必要となる、という事です。
龍さんがセミナー中に、帯はアンダーバスト、というお話をされました。
実際に着物を召されると分かると思いますが、ちょうどアンダーバストの位置で帯がしまります。
また、帯を締める動作には「背中」が必要となるのです。
しっかりと、そしてある程度楽に帯を締め、1日を過ごすためには背中を使って帯を締める動作が必要不可欠となります。
昔の日本人はこの着物を着るプロセスの中で、身体機能を活性化していただのだろうな、と思う事がしばしばございます。
そして、戦後の洋装化。昨日はブラジャーの話が限定となりましたが、これは洋服、靴でも同じ事が言えるのです。
特に靴。
裸足、もしくは鼻緒を使って重心をとっていた日本人は、踵を包まれる感覚がありませんでした。
日本に靴の文化が入ってきた時の靴職人は中国人だったと聞いております。
踵を包み込む感覚は、日本人には到底理解が出来なかったのでしょう。
実際、日本人で靴(特にヒールなど)を履きこなせている方は少ないと思うのです。
この靴を履きこなす為には、昨日の背中の意識が重要となります。
姿勢と見返り美人(写真参照)というお話をさせて頂きました、女優さんやモデルさんが振り返る時に美しく、安定して背中を使えるのは、この踵に対する意識の違いとも言えるのです。
背中が活性化してくると、脚もとが安定し、足裏の接地面積が広がったように感じる事が出来ます。
あの足裏の安定こそ、靴を履きこなし、背中を使う事が出来る重要な要素なのです。
「背中の意識は脚の安定に繋がる」
このタイトルの意味はこのような事からついております。
しくみさえ理解してしまえば、後は、どこをどう動かしていったら
良いのか?という事です。
毎回「エクササイズ」と言って動作を行いますが、回数と時間に惑わされないで下さいとお話しています。
巷にあふれる情報には、エクササイズというと、一生懸命何回やったら結果が出る、というように言われていると思います。
これらは情報過多による思い込みです。
人間の身体と言うのは、とっても利口です。
ちゃんと、身体にサインを送れば、身体は動きはじめるのです。
ここ数年、ヨガやスパブームによる新たなる健康ブームが巻き起こっています。
そんな健康ブームも情報が氾濫しすぎていて、健康の為にはじめた事なのに、腰痛や膝痛が治らない、、、と言って整形外科や整骨院に通っている人を多く見かけます。
Studio Pivotでもプロコースに通ってくる生徒さんたちが同じ事をおっしゃっています。
情報の氾濫を整理する。
これもStudio Pivotのミッションとして、セミナーの内容に盛り込んでおります。
何よりも、皆さんが自分自身の身体がどうなっているのか?
これを時間をかけてゆっくりと探って下さる事が、重要となります。
どうしても「エクササイズ」と言うと、見て、真似て・・・とシルエットが重視となるので、体感は置き去りです。
しかし、身体はその部位に感覚がない限り、本来動いて欲しい所には動いてくれないものです。
まずは部位の体感
昨日は、「肩関節」「肩甲骨」「菱形筋」「前鋸筋」
これらの部位の認識をして頂きました。
名前は急には覚えられないと思いますが、どこがどう動いているのか?
まずはここからはじめて下さい。
ご家族やお友達と背中を触り合って頂くだけでも、意識は高まります。
筋トレは必要ありません。
まず、部位の体感と認識です。
日常に取り入れていくことで、効果が少しずつでてきます。
焦らずに、ゆっくりと継続する事が重要です。
筋トレのように、毎日何時間、何回は必要ないのです。
屈筋主体で動く日本人は、別名アウターマッスル依存型とも言います。
筋トレ自体がアウターマッスルを鍛える発想となりますが、本来の身体機能を使いこなしていると、インナーマッスルとアウターマッスルは上手く拮抗し、アウターマッスルだけが
鍛えられ、筋肉が張るという現象がなくなります。
よく、背中が張る、とおっしゃる方がいらっしゃいますが、これもアウターマッスル依存の状態です。
龍さんがおっしゃるようにブラジャーの着け続けていると、背中の張りは消えてしまいます。
肩こりも、です。
背中に意識を向けて生活してみましょう。
次回の肩甲骨は恐らく来年の開催になってしまうかと・・・
またの機会をお楽しみにどうぞ。
今回実施致しました内容を盛り込んだ、実践中心のワンデイセミナー
は、骨盤徹底解剖!2009ヴァージョンとして実施致します。
8/30(日)午後10時?
http://www.studiopivot.com/2009/05/090830.php
次回公開セミナーは7/7(火)午後7時〜
同じく龍多美子氏をお招き致しまして、
「歩行」をテーマとし、ガーターベルトの解説を
させて頂きます。
http://www.studiopivot.com/2009/04/090707.php
前回の模様は
http://www.studiopivot.com/2008/11/-081124.php
に掲載がございます。
また、公開セミナーのフォローアップとして実践中心の
セミナーも開催しております。
次回は6/29(月)午後7時〜です。
http://www.studiopivot.com/2009/03/090419.php
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
Studio Pivot
プログラムディレクター
原田