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BLOG : 2009年10月

公開セミナー
「知っているようで知らない自分の呼吸」


10月4日(日)、公開セミナー「知っているようで知らない自分の呼吸」を開催致しました。
台風の影響でお天気が心配でしたが、快晴の東京。逆に暑いくらいの1日となりました。
昨年に引き続き、佐野裕子先生をお迎えしての講座。
「呼吸のいろは」を分かりやすく、実践を交えての約2時間。

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ヨガやピラティスなどの流行により、「呼吸」について目にする機会は、どんどん増えて参りました。
ここ数年、そんな流行に乗っかって、適当な情報が流れたり、実際に「呼吸の基本」を知らない方が、「方法論」だけを唱えて教えている様を目にします。

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今回、佐野先生にはそんな巷に溢れている情報を整理して頂き、実際はどうなの?というお話をして頂きました。
「呼吸のリアリティ」
これは平山がよく口にする言葉です。
「呼吸と歩行くらい、お世話になっているのにないがしろになる」
と言います。
呼吸も歩行も気づいたら出来ています。

この世に誕生し、おぎゃーと泣いたあの瞬間、肺呼吸がはじまる訳です。
つまり、教えてもらってやる事ではない訳ですね。
赤ちゃんの成長を考えても、呼吸をして、歩くまで、教えてどうにかなるものでもなく、自発的にそうなっていく様は、見た経験がある方も多いのではないでしょうか?

大人である我々も、呼吸と歩行、確かに毎日しているけれど、ちゃんとケアをしていますか?と聞かれて「はい」と答えられる人は少ないと思います。

では、呼吸のケアって?

ケア、巷で言うならば、それが「呼吸法」にあたる所なのでしょう。
腹式呼吸が良い、とか胸式呼吸と使い分けてみましょう、とか。。。。
色々とあります。

そもそも、呼吸ってどうやってしているのよ?

まず、そこを理解していきます。
佐野先生が準備して下さったスライドを見ながら、呼吸を一緒に行っていきます。

横隔膜の動きと共に、内臓が動く様が分かります。
また、実際の胸郭の動きと横隔膜の動きをCGを見ながら一緒に呼吸をしてみると、横隔膜が上がったり下がったりするイメージが湧きやすく、呼吸も深く出来るような気分になります。
昨年も同様の講座を実施し、その時のアンケートに多くあったのが、この横隔膜の動きと一緒に呼吸をした事でした。

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猫背で呼吸をした時、姿勢を正して呼吸をした時、
どう変化しますか?


日本人の姿勢の悪さ、というのは目に余るものがあります。
骨盤の傾斜角度によるものでもあるのですが・・・
(このあたりは「骨盤徹底解剖!」などご覧下さい。)

実際に皆さんには、姿勢の違いによる呼吸を体験して頂きます。
横隔膜の動きは、姿勢が悪いままで感じ取る事は出来ません。
椅子には坐骨をしっかりと立てて、背中を伸ばし、ゆっくりと吐ききってからの呼吸をすると、横隔膜の動きがわかりやすくなります。

今回、呼吸数を計測するチェック項目を設けました。
「1分間に何回呼吸をしていますか?」
最初と最後で呼吸数が変化した人がとても多く、
えー最初とこんなに回数違うの?と思われた方もいたようです。

オートとマニュアル切り替え可能

息を止めて!吐いて!と言われてコントロールが出来る。
でも、自律神経のコントロールでもある。
そんな呼吸のきほん、じっくりと味わって頂けましたでしょうか?

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アンケートの声に多かったのは・・・・
「胸式呼吸と腹式呼吸の事がよくわかりました」
「シルベスター法をやるだけで、こんなに呼吸が楽になるとは・・・」
といった内容です。
意外と胸式、腹式の事を勘違いをされている方が多かったのではないでしょうか?
分かっているつもり、というケースが多いのが、この胸式と腹式の事ではないかと思います。
横隔膜の動きを理解すれば、この事も解明しますね。
ヨガ教室で混乱してしまった方も、これですっきりした様子。

シルベスター法は自宅で簡単に出来るので、気づいた時に実践してみて下さい。

姿勢の維持で変わる呼吸、この姿勢の維持はフォローアップクラスにて実践が出来ます。
股関節、肩関節の可動域の理解を深め、毎日の身体の使い方を学びます。
基本機能を解剖図を使い、身体の動きをイメージし、本来あるべき状態を探していきます。

楽な呼吸は「長い息」=「長生き」とも言われています。
様々な呼吸法はアドバンス。
まずは、ベーシックの「呼吸のきほん」からはじめてみましょう。

来年も佐野先生の講座は実施予定です。

年内の公開セミナーは全て終了致しました。
来年の予定は、後日、ブログとメール配信にてお知らせさせて頂きます。

年内の予定
□ フォローアップクラス(10/30、11/27、12/2)
□ 歩行の理解forプロフェッショナル(11/18)

その他、プロフェッショナルクラスは来年1月からのクラスを募集しております。
詳細はプロフェッショナルクラスをご覧下さい。
体験クラスは随時実施しております。日程等お問い合せ下さいませ。

Studio Pivot
プログラムディレクター
原田 優子

AWARENESS ANATOMY(R)
for
Oil Treatment Class
 at
NAGOYA

昨年から連続講座、そして補講と9回の講座が修了している名古屋でのオイルクラス。
東京では、パート1〜パート3に分けたワンデイを実施しておりますが、名古屋地区ではその3回を6回に増やし、機能面の解説を充実させました。
終了後、引き続き機能の勉強をしたい、という事で補講と銘打っての今回は3回目。ワンデイを2日間という内容となりました。

自分の講座だと、ついついレポートを書く事に時間を割かずに過ぎてしまうのですが、今回は写真があるので、レポートを掲載させて頂きました。

名古屋でのオイルクラスの参加者の大半がエステティシャンです。
どうしても「方法論」で学んで来た皆さんには、機能から身体を見て、推測をする、というのが難しく感じているようです。
今回の内容は
● 弾力を知る、拮抗とカウンターバランス
● 上肢の機能復習編
の2日間。

初日の「弾力を知る」では、股関節と足首に的を絞り、今まで学んできた基本機能と同時に、関節にある弾力性を読み取る訓練に時間を注ぎました。
また、自分自身の身体が、どのようにカウンターバランスを取っているのか?
股関節が実際に乗れない、使えていないのはどちらの脚なのか?
その乗れない脚の弾力性がどのくらいあるのか?
「自分の身体を教科書に」
講座は実施されました。

写真はその時のカウンターバランスです。
お名前は消してありますが、参加者6名のカウンターバランス・・・面白い事に、全員が右足側のXが強く出ていたのです。
足首の内反は個人差がありましたが、股関節と下腿の様子は似た結果となりました。
ここで面白いのが上半身です。
普段の身体の使い方で、下半身が同じでも、上半身の使い方は全く違ったりするのです。これにより、首の角度にも変化が表れます。

今までひたすら「基本の機能」をやってきて、トリートメントに落とし込んできたのですが、今回はトリートメントに落とす前に、自分の身体のカウンターバランスによる「拮抗関係」を学ぶ事に焦点をあてたのです。

これで、ようやく基本の機能とカウンターバランスの関連性が身に付いてきます。
ただ、覚えるだけでは活用が出来ません。
実際に体感し、腑に落ちないと洞察には結びつかないのです。
今まで、対処療法として学んだ技術は、手技としてはそのまま活用しますが、洞察するポイント、実際にアプローチをする箇所は180度の視点転換が必要となります。

そこに関節の弾力性を読み取る、という技術を加えるとAWARENESS ANATOMY(R)の考え方に基づいたオイルトリートメントが出来るのです。

2日目に実施した「上肢の復習」では、「腕はどこから?背中から」と、手首の動きは肘の回内、回外、屈筋の固縮に着目し、上腕は肩関節、肩甲骨に着目。
そして、全体の動きは背面全体が作っているのだ、という理解を深めました。

最初の肩関節の授業の際は、細かい肩関節の機能だけを実施。
今回は、初日に行った拮抗、カウンターバランスの内容を深める為にも、背中の意識が腕の動きに繋がるという経験をして頂きました。
そして、背面の動きは、顔のバランス、呼吸との関連が深く、腕のトリートメントをするだけで、顔と呼吸が変化する様を体験。

実技では「腕は背中から」というテーマで横臥位のオイルトリートメントを実施。
前日に行った「弾力を知る」が、そのまま役立つ内容となりました。

AWARENESS ANATOMY(R) for Oil Treatment Classでは、このように「基本機能」を理解し、オイルトリートメントを実践する内容を行っております。
現在は、東京と名古屋で随時開催しております。
名古屋・東海地区は清田惠子さんにコーディネーターをお願いしております。
参加希望の方はStudio Pivotまでお問い合せ下さい。

東京地区でのWSも随時開催しております。
プロフェッショナルクラス修了(及び参加中の方)については、ケーススタディのクラスを実施中です。基本機能の理解は、平山クラスで学び、オイルトリートメントでの実践で理解を深めていく方もいらっしゃいます。
オイルトリートメントクラスのみの参加も受付中です。

従来の○○式、海外由来のメソッド等の資格制度とは全く違う内容となります。
「身体に聴く」
「自分の身体を教科書に」
「一生使える解剖学」

また、海外由来のメソッドは、その国の民族性から出来上がったメソッドです。
日本人には、日本人独特の身体機能があります。
その日本人独特の身体機能という側面を理解し、今まで学んだ海外由来のメソッドの理解を深める事も可能です。

どうしてこの手技が必要なの?

これらは機能解剖学を理解する事で、解決します。
基本機能を理解して、身体に触れる。

方法論では解決しないオイルトリートメントクラスを開催しております。

体験クラスも実施中。
詳細はお問い合せ下さい。
workshop@studiopivot.com
担当:原田までご連絡下さい。



AWARENESS ANATOMY(R)
for
プロフェッショナル


<研究クラスについて>
プロフェッショナルクラスは、年に数回の特別講義・ワンデイセミナーと、1年間・12回のクラスを設けております。
ワンデイセミナーは誰でも(※身体に関わるお仕事をされている方)参加可能です。
1年間・12回の連続講座は、この12回全てに参加する事が条件で、単発の受講は出来ません。
ただし、この12回を2年とか3年かけて修了したい、という場合には相談に応じます。
12回を修了した後、研究クラスへの参加が可能となります。
この研究クラスは、真剣さが問われます。
毎回、与えられた課題を発表して頂きますが、「わかっているつもり」では、クリア出来ません。
自分の身体を教科書にして、実際に起こった変化を機能から解説をしていきます。
それぞれに与えられたワンテーマは、1回でクリアする人、何度も挑戦する人、と様々です。
12回で各部位の機能を学び、次の研究クラスでは、その連動性や拮抗・カウンターバランスをあらゆる角度から推測する事となります。
また、この研究クラスになると、今まで最大5名で行っていたクラスから、8〜10名前後のクラスとなります。それにより、その場の症例もぐっと増える事となります。
「自分の身体を教科書に」
ここから、症例を見て、「基本からどのくらい逸脱しているのか?」を推測していく訓練を致します。
現在、研究クラスは月2回の開催で昼1、夜1のペースで実施しております。

<基本の12回>
この12回のプログラムでは、ベーシックの4回で身体の全体像を把握します。
次の8回で、各部位をもう少し深く突っ込んで学ぶ事となります。
毎回、前半は理論講義、後半は実技という内容です。
実技、と言ってもマッサージの方法論を行う訳ではありません。
本来、人はどこが基本?という基本からどのくらい逸脱しているのか?を探していくのです。

例えば、骨盤・股関節の授業で行うのは、股関節の可動域制限がどのくらいあるのか?を探ります。
6ポイントと言っている、股関節の可動域6つの方向ですが、殆どの人には左右差も、方向によって動く・動かないが生じています。
この基本からの逸脱がどの程度なのかを調べていくことで、どのくらい無理と無駄、そして勘違いをして身体を使っているのかを知る事になります。

この逸脱の様子を自分で知る事により、本来の状態に近づきます。
気づけば、修正がはじまる、と平山は言います。
プロのスポーツ選手を見てきた平山は、選手がスランプから脱する時に必ず「気付き」が来ると言います。
自分自身の身体の「軸」のずれに気づいた時に、修正がはじまり、本来の位置で身体を使う事が出来るからです。
日常生活でも同じ事が言えます。
自由なはずなのに、不自由にしている事が多々あります。
その不自由に気づく事ではじまる修正が、本来のニュートラルポジションです。

このような気付きを各部位で学び、実践をしていくのが12回の連続講座です。

参加者は多種多様な職種を持った人が集ってきています。

元々このコースの開始時にはセラピスト、ボディワーカーが多かったのですが、現在は、鍼灸師、薬剤師、理学療法士、言語療法士、柔道整復師などの医療関係者、そして、ヨガやピラティスのインストラクター、朗読や司会と言った声を職業としている方、イメージコンサルタント、ウォーキングインストラクター、ランジェリーフィッターという女性のライフスタイル提案をされる方も参加されています。

Studio Pivotでは、物づくりをする方にも是非参加をして頂きたいと思っております。
平山のとあるクライアントさんがこんな事をお話されていました。

普段は、某ドイツ車を運転される方です。その方が、ご実家の専用車となるとある日本車を1時間半くらい連続運転したそうです。
普段は全く感じない「腰痛」が起こったそうです。
そこでその方が、、、、、
「絶対、あの車は猫背の人が作っている。座っていて、背中に何か入れたくなる。」
とおっしゃったのです。

某ドイツ車を作る方々は、姿勢が違います。
彼らには、腰痛が少ないです。(もちろん人口の割合で言った場合には、少ないと言う意味です。)
その理由として、股関節の可動域が広く安定しているからです。
その広く安定している様子は、見た目でも分かるでしょう。
日本人と何が違うかと言えば、椅子の文化を元々持っていて、椅子に座った時でも股関節の可動域制限が少なく、椅子の座面に対して垂直に坐骨が接触する座り方が出来るのです。
当然、イラスト1のような椅子の状態に背中がセッティングされる事となります。

一方、猫背の多い日本人が椅子に座る時、坐骨は座面に触れる事なく腰が引けた状態で座る事が多くなります。それによって、椅子に座った時の背中の位置はイラスト2のようになります。

座面ニュートラル.jpg

 

座面後傾.jpg


骨盤の傾斜角度だけを見ても、立位姿勢でこんな差が出てしまいます。
(図1 欧米人の例   図2 日本人の例)

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物を作る人間の身体意識や身体への認識度合いによって、出来上がった物に差が出てしまいます。
同じ事がランジェリーにも言えます。この講座にランジェリーフィッターが参加している理由は、そこにあります。猫背ままの日本人が作ったブラジャーをしても、姿勢が良くなる事はないのです。
また、フィッティングの仕方で背中の意識も変化します。

身体意識の違いで物づくりが変わる。

また、それらを販売する時に、身体意識の差によって使い方のアドバイスが変わる。

物づくりに携わっている人、それらを販売する人にも是非参加して頂きたいと思っています。

車のエンジニア、家具職人、ランジェリーデザイナー、フィッターに限らずパタンナーにも役立つ内容だと思います。

AWARENESS ANATOMY(R) for プロフェッショナルは、あらゆる分野に適応出来ます。
目的さえはっきりしていれば、あらゆる分野に応用可能。
生かす方法は山ほどあります。

プロフェッショナルクラス・基本の12回は、1月からのクラスを募集しております。
詳細は下記URLに掲載。
http://www.studiopivot.com/2009/07/post-27.php
体験クラス・お問い合せ・申込みはworkshop@studiopivot.comまでお願いします。
件名には「プロクラス・体験希望」「プロクラス・申込み希望」等の記載をお願い致します。