リーラスクール
感じる解剖学
ー歩行・ヒトのからだは、動いてナンボー
今年最後のリーラスクールでの講座は「歩行」でした。
昨年の「骨盤・股関節」、今年の「肩甲骨」「呼吸」と続いた4つ目のテーマとなり、Awareness Anatomyの全体像を把握する事となります。
骨盤・股関節にはじまり、骨盤・股関節で終わる。
歩行の理解には、やはり骨盤・股関節の理解が重要となってくることが、参加者の皆さんに伝わったのではないかと思います。
巷にあふれる「歩き方」の概念をふっとばす内容にしたい。
平山は常日頃方法論じゃ何も変わらない、と言っています。
どこのウォーキング教室でも言っている事は似たり寄ったり
「膝を伸ばして!」「頭は倒さない!」「腰から歩く!」etc....
何故、膝が伸びないの?
何故、頭が倒れるの?
何故、腰から歩けていないの?
これを教えてもらった事がありますか?
リーラスクールので1泊2日、総勢10名の皆さんは、上記にあげた事を恐らく自分の言葉で説明出来るくらいまで理解して帰られたのではないかと思います。
まず、歩行のプロセスを理解しよう。
ここからはじまります。
骨盤・股関節でひたすら学んだ股関節の可動域。この可動域の変化はそのまま歩行に結びつくのです。
6Pointと命名した6つの股関節の動き。これらの複合が歩行を形成するのです。
そして、安定を司る中殿筋と大腿筋膜張筋。この2つのキーポイントが組合わさって、はじめて「歩く」を自分のものに出来るのです。

「はじめの一歩」と名付けたチェック項目。
1歩がニュートラルポジションで出る事で、勝手に2歩目が出てくる。
全部で7回行ったチェック項目の変化ですが、最初と最後が著しい変化を遂げたのは言うまでもありません。
最初はなんのこっちゃ?と不思議な顔をしていた参加者も、最後は変化がしっかりとわかって頂けたのではないかと思います。
今回は主観チェックをかなり増やして行いました。いつもは平面で行うだけのチェック項目に、立体を追加してこんな人形を登場させ、今の自分の状態を感じ取ってもらおうと1日目も2日目も、最初と最後に人形作成をしてもらいました。

股関節の回旋角度、膝のお皿の向き、足首の角度を人形に記します。
こうやって、実際に自分の中で感じ取っている感覚を一旦アウトプットして行く事で、動作と理解の繋がりが少し簡単になります。
動作は本当に難しいのです。
頭ではわかっているけれど、動けない。
これは誰でも思う事。
動けないのは、動かない箇所に気づいていないからなのです。
徹底的に歩行のプロセスを感じ取ってみる。
立位での6point
四つん這いでの6point
そして、横向きでの6point
このあらゆる角度からの投げかけで、動いていない箇所、今まで気にする事もなかった箇所が動き出してくるのです。
筋トレじゃないよ!と声をかけられた男性チームがいらっしゃいましたが、鍛える発想では歩行は変化しないのです。
小さい力でもいいから、脚の緊張をなるべく取った状態で6pointを動かせる事がとっても重要なのです。

日本人と欧米人の歩行の違いは、文化背景の違いから来る。
外旋角度の差異がある事で、脚にかかる負担が変わります。
モデルや欧米人の歩行には、外旋角度が大きく、そしてストロークが深くなる事を常に平山は述べています。
日本人の身体的特徴を無視しては、歩行は語れないのです。
殆どの日本人は「はじめの一歩」が内旋気味となります。そこをまず自分のカラダで理解をし、内旋角度だとどこにどう負担がかかり、それが外旋気味にすることで、負担はどう変化するのか?
そして、姿勢の維持にかかわる、腸腰筋群と起立筋群の拮抗も重要となってくるのです。
しかし、上記の「負担」の軽減を理解し実践することで、結果的に腸腰筋群と起立筋群の引っ張りあいが出来るようになるのです。
あらゆる角度から自分の「歩行」を検証し、そして「歩行のプロセス」を理解する。体感を繋いで行くことで、より一層歩行への理解が深まるのです。
リーラブログにもレポートがアップしております。是非、ご覧下さい。
参加して下さった10名の皆さん、ご参加ありがとうございました、そして本当にお疲れさまでした。またお会いするのを楽しみにしております。
講座の運営を行って下さったリーラスクールの松本くらさん、相澤みゆきさん、毎回ありがとうございます。
2009年度のリーラスクールですが、平山の「感じる解剖学」はお休みする1年となります。(平山の少人数制勉強会参加者向けの合宿は企画進行中ですが、一般公募は致しません)東京で行うワンデイセミナーと、公開セミナーが中心となります。2009年度の日程は、またこちらでご案内をさせて頂きます。
11月24日(月・祝)に「歩行の理解は美脚への第一歩」を開催致します。
リーラスクールで行った歩行に比べると、本当に「入り口」の体験しか出来ませんが、まずは巷の情報と何が違うのか?実際に歩いている自分の脚ってどうなの?そんな入り口を探るためにはとっても良い内容です。
また、Rue de Ryuオーナーの龍多美子氏をお招きし、ガーターベルトが与える脚への影響をお話頂き、実際にその場でモデルさんがガーターベルトを着用し、歩行へ与える変化を見て頂きます。何故、ガーターを着用すると脚が細くなるのか?メカニズムを平山が解説致します。身体感覚に優れていた時代の人は、こうやって「靴下止め」を作ったのか・・・と納得せざるを得ません。
まだ、若干名募集しておりますので、参加希望の方はメールにてお申し込み下さい。
また、リーラスクールでのショートヴァージョンとなる「歩行の理解!」ワンデイセミナーは、12月7日(日)に行います。レポートをご覧になって、興味が出てきた方は是非お申し込み下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。

















