Stopping by watersideー渚にてー
初日レポート
and
身体に聴くー身体の地図のナビゲートー
予告編
5/22(土)より、真月洋子氏の個展、Stopping by watersideー渚にてーが名古屋市内のギャラリー「florist-galleryN」さんにてはじまりました。
初日の18時よりのオープニングレセプションに参加させて頂き、幸せな事に作家の真月氏と並びワークショップの案内をさせて頂く機会を頂きました。
作家である真月洋子氏との出会いは、10年程前に遡ります。当時の作品の個展に訪れた際、あまりの衝撃にはじめた会った真月氏にべらべらと感想を話し続けた事を、つい昨日の事のように覚えています。
当時、真月氏は「a priori」「plants」と言った個性的な作品を発表しておりました。
人の皮膚に植物のスライドを投影した作品です。
なんとも植物が生きているかのように見える、呼吸を感じる、そんな空気感に一目惚れをしたのです。
フォーシーズンズ・ヨガのプログラムにも出て参りますが、「植物と人」は季節毎に変化をしていきます。
春の芽吹きに根をしっかりと張り始め、夏には太陽のエネルギーをしっかりと吸収し、循環させ、秋には、そのエネルギーをしっかりと溜め込み、冬にはじっとその溜めたエネルギーを循環だけさせています。
これらは、人間にも言える事で、ちょうどこの春から夏にかけては、人間の「基盤」ともなる「骨盤・股関節」の安定が出てきた所で、呼吸循環をさせていく時期ともなります。
春には花が咲き乱れ、蜂がミツバチのダンスをしながら受粉を助け、次の花を咲かせる準備をします。
人間で言えば生殖器。
そして、夏には緑が生い茂り、太陽の光を今とばかりに浴びて光合成を行います。このエネルギーは植物の中を循環させ、人間で言えば呼吸器にあたる役割を担っています。
真月洋子氏は「植物の葉っぱが、人の血管のように見える」と表現をしています。
こんな目線を持った真月氏の作品と最初にコラボレーションをしたのが、2004年の「相生座」。
ここでは、真月氏の映像に合わせた香りを会場に流す、という試みを致しました。
全くの自然香料のみ。いわゆるアロマテラピーで使用する精油のみを使いました。
季節が夏だった為、色々と苦労があったものの、あれから私自身も身体への働きかけの変化があり、また真月氏の作品も色々と変化をして、今に至り、再びコラボレーションが出来る運びとなりました。
Studio Pivotの代表である平山もアートプロジェクトをやりたい、と常々申しております。
AWARENESS ANATOMY(R)の考え方に基づいたアートプロジェクトは、この真月氏とのコラボレーションが初の試みでもあります。
今回、真月氏のテーマとなる「水の記憶」。
florist-galleryNさんのブログをご覧頂くと、真月氏の作品にリンクしたメッセージが記載されております。
http://fgn2008.exblog.jp/13339852/
このメッセージは、会場の中でもその空気を感じ取る事が出来ます。
3Dと水
3D写真は角度によって見えるものが変化します。水の流れ、時間の流れ。
50分弱の映像が絶え間なく天井に映し出され、その映像は夜になるとひときわはっきりと見る事が出来ます。
その映像の長さを、3D写真は一枚で表現出来るのだ、と真月氏。
新しい空気感をその場で体感し、ふっと呼吸が深くなる瞬間を得ました。
水の記憶と身体、と結びつけていくならば、私達の体内は7割が水分です。
胎児のときも水に浮いています。
この世に誕生して初めて、水の中から、空気のある陸へと上がってくるのです。
おぎゃーと泣いて肺呼吸がはじまります。
体内記憶の多くは、この水の中でどう感じたか?
を話しだす子どもが多いと言われています。
水と呼吸。
私たちにはなくてはならないもの。


来週29日に実施するワークショップでは、天井の映像や、3D写真に囲まれながら、自分自身の「呼吸」に焦点を当てていきたいと思います。
肩の関節を普段どのくらい使っていますか?
その関節、本当はもっと大きく使える事を知っていますか?
人間が本来もっている可能性を少しずつ体感を通して、見ていきたいと思います。
この肩の関節が視野を狭くしたり、呼吸を浅くしたりしてしまうという事を、自分の身体の地図帳を作りながら探っていきたいと思います。
きっと、終わった後に作品の見え方が変わっていると思います。
お近くの皆さん、是非足をお運び下さいませ。
ワークショップのお申し込みは、直接florist-galleryNさんにお願い致します。
名古屋でお会い出来るのを楽しみにしております。
プログラム・ディレクター
原田 優子



