REPORT: 2010年6月

去る5/29(土)、florist_galleyN(名古屋・千種区)にて「身体に聴くー身体の地図のナビゲート」を実施致しました。
先日、予告編をブログに掲載させて頂きましたので、このワークショップ開催の経緯はそちらをご覧頂いて、本日のレポートは当日の模様を書かせて頂きます。

通常のワークショップに比べますと、時間も短縮し、解剖図の配布もない簡易版となりました。
骨盤徹底解剖!プレクラスの「呼吸編」として内容をプログラム。
14時ー、16時ー、18時ーと3回実施、というのも初の試み。
すでに、florist_galleyNさんのブログには、当日の模様がアップされています。
 

今回のテーマとなった「呼吸」。
普段、あんまり気にしていないけれど、でも気になる「呼吸」。
いつものマッピングに加えて「呼吸数」を計測致しました。
1分間に何回呼吸をしていますか?
約50分間、呼吸器筋群に働きかけをする動きを行うと、参加者全員の呼吸数が少なくなっていました。
そして、姿勢の変化によって目線の位置も当然変化。
作品を見る「視点」にも変化を感じられた事と思います。

Studio Pivotでは、アートプロジェクトも立ち上げていきたいと思っているのですが、今回のこの試みは、そのベースにもなる内容となりました。

マッピングをしていく中で、普段気づかない緊張や、左右差、あれ?こんなに固かった?など、新しい発見が必ず出てきます。
このマッピングは色塗りをする、というルールを作っていますが、この色を使う事で自分自身の見えない身体の部分に、光を当ててあげる作業とも化すのです。
ブラックじゃ面白いくない。光の入った色目を使う。塗り絵をした頃の事も思い出して欲しいな、と思います。
このようにして、頭の理解の前に、自分自身の身体の感覚やイメージ像をしっかりと引き出してから、身体を動かし始める。
これもAWARENESS ANATOMY(R)の狙いの一つ。

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水と呼吸はなくてはならない大切なもの。
私たちの身体には本当に重要なもの。

そして、コラボレーションをさせて頂いた作家・真月洋子氏の作品のテーマが「水の記憶」であり、タイトルは「Stopping by watersideー渚にてー」。
この作品に囲まれながら、呼吸を感じる。

呼吸は自律神経が司っているというお話をさせて頂き、
実際に私たちの呼吸がどんな風に行われているのかを簡単に解説。
そして、呼吸に重要となる呼吸器筋群に関連する身体の部位を、丁寧に動かしていきました。

まずは、肩関節。
肩関節の動きを丁寧においながら、だんだんと、肩のインナーマッスルと言われているローテーターカフへの動きを深めていきます。(今は専門用語で解説していますが、実際は肩甲骨のあたり、とか皆さんの身体を触って、ここを意識して下さい!と解説をしています。)
少しずつ、皆さんの身体が、屈筋優位の姿勢から、伸筋優位の姿勢へと変化をしていきます。
ナビゲートをしている私は、どんどん皆さんの目線が高くなるので、様子が手に取る様に分かりました。

仕上げには、伸筋スイッチ。下肢の伸筋、上肢の伸筋にスイッチを入れていきます。
この伸筋スイッチこそ、全身のインナーマッスルに働きかける事が出来るのです。
そして、インナーマッスルが動き出すと、当然リラックスしてきます。
眠くなる人がいて当然です。
副交感神経へしっかりと働きかけてくれるのです。

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緊張状態が継続しやすい現代人。

呼吸を「吐く」力を高めていく事で、その緊張も緩和されやすくなります。
かと言って、吐くぞーと力んでは本末転倒。
自然に吐く力が高まってくると、リラックスするのです。

この肩関節の動き(肩の6ポイント)や、伸筋スイッチは、吐く力を高めてくれるのです。
終わると、自然に吐く力が高まり、呼吸が深く、ゆっくりと変化をしていきます。

力任せに肩の6ポイントや伸筋スイッチを行うと、この様にはなりません。
アウターマッスル依存となってしまい、身体はどんどん興奮するので、呼吸数も増えていくかもしれません。

AWARENESS ANATOMY(R)が伝えている事。
部位を認識して、動かす。
ただシルエットを追って動かすのではなく、動かしている部位を認識して動かしていく。
これが、インナーマッスルを動かす基礎ともなるのです。
もし、ご自宅で継続してやってみようーと続けているものの、この前と違うなぁ、という感覚に陥ったら、しっかりと肩の関節を動かしている事を触って認識してみて下さい。
そして、ゆっくり、じっくり。
早く動かす必要はありません。
しっかりとその部位が動いている事を認識する事が重要なのです。

約50分くらいの動きだけでも、皆さんの姿勢は大きく変化。
マッピングにもきっと変化が起こっていた事と思います。
左右差などは、一つ一つ解析をする事が可能です。
1回のワークショップでは、なかなかそこまでお伝えする事が出来ません。
このマッピングは10人いたら、10人違います。
こんな傾向、というのは言えても、それは正確ではありません。
細かい解説や解析をご希望の場合には、Studio Pivotのトリートメントルームをご利用頂く事になります。
また、継続してワークショップにご参加頂く事でも、少しずつのアセスメントは可能です。
参加された皆さんで、質問などございましたら、E-mailにて対応しております。

その他、エステティックアプローチを名古屋市内にて受ける事が可能となります。シエル・ドゥ(名古屋市・千種区)※詳細はサロンに直接お問い合せ下さい。


今回の「身体に聴く」では、身体の地図のベースを作った事になります。
作品を見る視点や、呼吸の変化による受け取り方など、その違いを感じて頂けたら幸いです。
また、このような機会があれば、ご案内させて頂きます。

真月洋子さん、いつもありがとうございます。今回も新しい試みのチャンスを下さって感謝です。
そして、会場となったflorist_galleyNの二宮ご夫妻。色々とお気遣いありがとうございました。
天井の高さや、光の入る空間での実施となり、とても心地よく過ごせました。大変お世話になり、ありがとうございました。

そして、この名古屋では、7月にもワークショップを開催する運びとなりました。
東海地区でコーディネーターを務めている清田惠子さんの主催で7/11(日)に「骨盤徹底解剖!プレクラス」と、「骨盤徹底解剖!呼吸編 プレクラス」を実施致します。
また、翌日の7/12(月)には、プロフェッショナル対応の講座も実施。こちらは人数枠が限られてしまいますが、別途ご案内させて頂きます。
名古屋でのワークショップの詳細は、後日又掲載させて頂きます。
もうしばらくお待ち下さいませ。

プログラム・ディレクター
原田 優子